前編では、大井川鐵道の紹介とSLに乗る際に気をつけるべきことを書きました。
今回は、実際に紅葉の見所などを紹介したいと思います。
さて、新金谷駅もなかなか味のある駅なんですが、中に入ると藤枝で人気のカフェ「This Is Cafe」がテナントにあるのにビックリしました。
いずれ「This Is Cafe」についてはまたレビュー記事を書きたいと思いますが、こちらでコーヒーでも買ってSLに乗るのも良いですよね。
さっそくこちらのSLに乗り込みます。
みんなめづらしい蒸気機関車を背景に記念撮影をしています。
でも、近くにいると蒸気が吹き出す音の迫力に圧倒されるのとススで目がやられます。
すごい。
出発すると新金谷駅の駅員さん達が総出で手を振ってくれます。
しばらくすると静岡らしくお茶畑が見えてきます。
のどかな風景ですね。
奥に進むにつれて、紅葉が見えてきます。
SLの車窓から見えるというのがまた風情がありますね。
あっという間に千頭に到着です。
駅もまたレトロなんですよね。
ここからは、日本で唯一のアプト式鉄道に乗ることができます。
元々は、長島ダムを作る際に建設資材を運搬するために使われていた路線であるため、トンネルなどが非常に狭く、それに合わせて客車も小さくできてます。
アプト式鉄道とは?
アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。
アプトいちしろ駅でアプト式電気機関車の連結作業が行われます。
ここから長島ダム駅までの1kmまでの区間で高低差90mという日本一の急勾配を駆け上がります。
長島ダムも圧巻。運が良ければ放流も見れますよ。
こちらはダム湖。間もなく目的地の湖上駅です。
途中、トンネルの中に大井川鐵道の職員が手作りで作られたという写真パネルが展示してあり、ゆっくり走りながらそれを見ることができます。
写真は公募で選定したそうですよ。
まるでトンネル写真館って感じですね。
こういった取り組みをこれからも手作りで色々と工夫していきたいそうですよ。
いよいよ湖上駅に着きました。
こちらにも駅員さんが常駐しており、撮影スポットを教えてくれました。
ここから歩いて線路沿いを眼下に湖を見ながら渡ります。そして山の中を歩き、有名なあの景色が見える穴場スポットへ向かいます。
これが秘境、紅葉の奥大井湖上駅です。素晴らしい景色とロケーション。
ぜひ一度は見ていただきたいと思います。
ここまで歩いてくるには結構疲れます。でも片道15分くらいかなあ。
湖上の線路沿いを歩くとこのような風景も見えます。
なかなか上りの時間もあるためゆっくりはできませんでしたが帰りも千頭駅からはこんなちょいレトロな列車で。これは東京の路線を走っていたお下がりだそうですよ。
新金谷駅に着くころにはすっかり真っ暗になっていました。
もう紅葉シーズンも過ぎてしまいましたが、次に行く時にはぜひ大井川鐵道で蒸気機関車に乗って秘境に行くのもいいと思いませんか?
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