今の時期に欲しくなる家電といえば加湿器ですね。
我が家のように小さな赤ちゃんのいる家なんかは特に衛生面も気になるところで、どの加湿器を選べば良いかとても悩むと思います。
僕たちも色々と悩んだ挙句、意を決して購入したのがこの象印のスチーム式加湿器「EE-RM50」です。
まずは、加湿器の種類をおさらい
加湿器にはいくつか種類があってまずはここでつまずく人も多いはず。そこで今一度おさらいをしていきましょう。
スチーム式
ヒーターにより水を熱して蒸発させ、加湿する方式。ストーブの上にやかんを置くのと同じです。
メリット
加湿能力が高い、加熱させるので衛生的、お手入れが簡単
デメリット
電気代が掛かる、やけどに注意、うるさい
気化式
湿ったフィルターにファンによる風を当て加湿する方式。
メリット
電気代が安い、やけどなどの危険性が低い、音が静か
デメリット
手入れが超大変、カビを撒き散らす可能性もある、加湿能力が低い
超音波式
これは、超音波の振動によってミストを発生させる方式。
メリット
電気代が安い、見た目に加湿されてる気分になる、音が静か
デメリット
ミストは粒が大きく周辺以外は加湿能力が高くない、手入れが超大変、カビを撒き散らす可能性もある
スチーム式を選んだ理由
というわけで今回は結論から先に言わせていただくと、スチーム式を選んだ最大の理由は加湿能力の高さです。気化式も超音波式も加湿能力が低く、まったく役に立たないというのが一番でなんのために加湿器を買うかというのがその理由です。
また、赤ちゃんがいるということで衛生面でも非常に優れていて、蒸発させるから菌が死滅するというのはもちろんですが、構造がシンプルでフィルターなどを使っていないため、お手入れが簡単でカビなどが発生するおそれもないからです。
加湿器の一番のネックはお手入れです。気化式なんかにした日には、毎週フィルターのそうじをしなくてはいけませんし、定期的にフィルターの交換や使わない時には乾燥させてあげないとたちまちカビが発生してしまいます。
超音波式もまったく同じ。見た目はモクモクと霧状の水蒸気を発生させているように見えますが、これはミストで目に見えるということは粒が大きく遠くまで拡散しないので近くだけ加湿するということで部屋全体に行き届きません。ちなみにそのデメリットを克服するためにファンを利用してミストを遠くまで運ぶ方式を採用しているのがダイソンです。また、ダイソンは紫外線照射による殺菌機能を搭載しているので衛生面の問題もなく理想的と言えそうです。ただし、価格が高いですね。もうひとつ言えばダイソンは常温の水を超音波でミストにしており、風を送るので寒いようです。
スチーム式加湿器の大きなデメリットである電気代ですが、一年のうち3ヶ月程度は仕方ないものとして自分だちの健康や納得のいく加湿器であるのならばそれくらいの出費は致し方ないと考えています。そもそも加湿性能が低いのならば加湿器を買う意味がないのです。
製品仕様
主な仕様は以下のとおり
仕様
メーカー
象印
製品型式
EE-RM50
加湿方式
スチーム式
適用床面積の目安
木造和室・・・8畳
プレハブ洋室・・・13畳
消費電力(W)
湯沸かし時・・・985
加湿時・・・410
容量(L)
3.0
加湿時間(h)
強連続・・・6
弱連続・・・24
本体寸法(約)
幅240×奥行260×高さ315mm
本体質量(約)
2.4kg
スチーム温度(約)
65℃
象印スチーム式加湿器の特徴
この加湿器の確信的なところは、電気ポットの注ぎ口を無くしただけのようなデザインでふたを開けるとフィルターがなくタンクが一体型となっているシンプルな構造。
開口部も広いため、お手入れが非常に簡単にできるであろうことは見れば一目瞭然です。
ある人はこれをストーブの上のやかんと表現しました。確かに。これはとても原始的ではありますが最も効果的な加湿方式でもあると言えます。
我が家は、部屋が狭いため、節約の意味でも設定を「弱」にしています。ですので24時間は水の補充が不要で電気代も浮かせることができます。
タンクが空になっても空焚き防止機能があるので安心です。空になったら水を入れるのも超簡単。まさにポットです。
加湿の度合いはこのように運転モードの5段階。
僕らが使ってみた印象は、「自動」の場合はひかえめでもかなり湿度が高くなる印象。逆に「連続」+「弱」が最も弱い感じなので湿度を上げすぎたくない方は「弱」がおすすめです。
デザインについては、賛否あるようですが、僕は結構気に入ってます。
まとめ
この象印のスチーム式加湿器は、容量が3.0リットルの本製品と2.2リットルの製品がありますが、我が家が購入したのが3.0リットルの方。見た目では、水の量が違うので加湿時間が違うのかと勘違いしてしまいますが、加湿時間はどちらもほぼ変わりません。加湿能力が違いますので広い部屋や加湿能力を重視される方は、大きい方がおすすめです。これは結構重要です。